「防災小説」
『デイズアフター巨大災害 SFC物語』
「防災小説」とは、自身が災害に遭遇することを「自分ごと」として考えることを目指した教材です。中学生以上を対象としています。
学校が定めた近未来(例:およそ1ヶ月後)の特定の日時に巨大地震が発生したと想定し、自分を主人公とした物語を800字程度で綴ります。その時自分は何をしているか、家族はどこで何をしているか、自分はどんな気持ちになるか、町の様子はどうか、などを想像します。「まだ」起きていない未来の地震を「もう」起きたものとして描くのが特徴です。
唯一のルールは「物語は希望をもって終えること」です。生徒は想像力を働かせながら、世界に一つだけのストーリーを作っていきます。
これまでの研究から、生徒自身にさまざまな変化をもたらすことが明らかになりました。防災意識・行動が変わる生徒や、自己実現への意欲が向上する生徒もみられました。
また、小説が出来上がった後に他のクラスメイトが綴った「防災小説」を読む、あるいは聞くことも非常に効果的です。自分が想像したこととは全く別のシナリオに触れることで、新たな気づき・発見につながります。
「防災小説」は現在、全国各地の学校で活用されています。
作品例
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『デイズアフター 土佐清水物語』(高知県土佐清水市立清水中学校 2017年度3年生の作品)
掲載場所:土佐清水市危機管理課
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「広報とさしみず」(令和元年12月号より、高知県土佐清水市立清水中学校の生徒の作品が掲載されています)
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「広報あいなん」(令和4年1月号より、愛媛県愛南町立御荘中学校の生徒の作品が掲載されています)
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愛媛県愛南町立御荘中学校 2021年度2・3年生の作品(愛媛県内のラジオ3局のアナウンサーの方々による朗読)
実施計画の例
メディア掲載
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愛媛新聞「愛南・御荘中全生徒233人 行動や心情を想像し『防災小説』に」(2017年12月7日)
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朝日新聞「君たちはどう生きのびるか 『防災小説』中学生がつづる」(2019年2月15日)
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静岡放送「【防災最前線】どう生き残るのか?中学生が書いた『防災小説』」(2020年9月9日)
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NHK釧路「『小説』で防災を。」(2021年1月17日)
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日本経済新聞「『防災小説』執筆で学ぶ災害 当事者意識育む」(2021年1月22日)
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北海道放送「東日本大震災から10年~防災小説」(2021年3月10日)
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日本テレビ「災害を“自分ごと”にする『防災小説』とは? 葛藤を経た地震学者の思い」(2021年3月27日)
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日本テレビ「震災から10年『防災教育』の重要性とは? 地震学者・慶應大 大木聖子准教授に聞く」(2021年3月27日)
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NHK総合「どう伝える?子どもへの防災教育」(2021年12月12日)
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NHK総合「新たな防災教育ツール!『防災小説』とは?」(2021年12月22日)
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NHK北海道「防災小説 北海道道MCの場合」(2022年1月14日)
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NHK北海道「私が主人公『防災小説』」(2022年1月20日)
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NHK札幌「“災害を自分事に” 釧路の中学生が地震想定した『防災小説』」(2022年8月27日)
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北海道新聞「『小説』描き被災を想像 釧路・景雲中、釧教大教授招き授業」(2022年8月27日)
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道通ネット教育版「釧路市景雲中 全生徒が防災小説 自分の身を守る物語を 大津波想定し初の試み」(2022年8月31日)
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新潟放送「『災害は他人事ではない』2校の中学生が交流会で防災意識を共有」(2022年10月14日)
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時事ドットコム「『時事通信が被災』小説にしたら◆わたしが主人公、記者も書いてみた【時事ドットコム取材班】」(2022年10月23日)
その他
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『デイズアフター巨大災害 SFC物語』(慶應義塾大学SFCに通う学生を描いた物語です。2017年に大木研究室の学生が執筆しました)
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「安全教育実践例 ~『高知県安全教育プログラム』に基づく安全教育の充実のために~」(「災害安全(震災)」の実践例に、高知県土佐清水市立清水中学校の取り組みが掲載されています)