今年度と次年度、埼玉県川口市は防災教育の実践市に選ばれています。私(大木)が埼玉県の防災教育アドバイザーでもあることから、研究室で川口市内の2つの小学校を訪問して、防災授業を行うことになりました。
授業はこのサイトで教材も公開している「写真で危険探し&ショート訓練」です。揺れたら素早く、自分の判断で、身の安全を確保できるようになる45分間の授業です。挑戦してくれたのは5年生。みんな、あっという間にマスターできたね。
授業を見学していた学生達からの感想をぜひご覧ください。
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子供達はみんな元気で授業にとても集中していました。発言や挙手も多く活気があり雰囲気がとても良かったです。
自分たちが普段使う教室や廊下などの写真から危険を探す授業では沢山の手があがり、しっかりと危険を見つけられていました。その後、音楽室に向かう廊下でも危険を探す子が居て、授業の内容を実践できていると思いました。
授業では、この日に学んだことをみんなが家に持ち帰って保護者の方々に伝えていってくれたらというお願いもしました。それぞれの家庭でも危険を探せたり、安全な場所を瞬時に探せるようになってほしいです。また、これをきっかけに家庭での防災のきっかけになればいいと思いました。
今回の授業を通して、子供達とのコミュニケーションなど僕にできることを考えて実践していきたいと感じました。
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とても元気の良いクラスで積極的に取り組んでくれていました。授業の後半には音楽室へ移動して、机がない音楽室にいる時に地震が起きたらどうするかを考えました。
クラスを二つに分けて、1,2,3班がショート訓練するのを4,5,6班に見てもらいました。それを受けて今度は4,5,6班が実践しました。みんな緊急地震速報の音に素早く反応できており、また子どもたちがお互いのポーズや選んだ場所について「椅子の下に入ったのはいいけど頭がちょっと出てる、脚はちゃんと持つ」等、指摘し合いながら、少しでも危険の小さい場所で正しく身を守れるようフィードバックし合っていたのがとても印象的でした。
身の回りに危険があるのが悪いということではなく、事前に危険を認知し、瞬時に自分の置かれた状況で身の守り方を判断できるよう日頃から友だち同士で話題にしてくれたら嬉しいなと思います。また同時に私たちも子どもたちと楽しく学びながら、防災に対する興味・関心が持続する授業やしかけをさらに考えなければと実感しました。
みんな元気に手を挙げて発言してくれていました。
音楽室でのショート訓練。互いに意見を出し合っていました。