土佐清水には「臼碆」という場所があります。 さぁ、いったい何と読むのでしょうか?
この地名「うすばえ」と読むんです。
臼(うす)は皆さんご存じ餅つきにも使うあの道具ですね。
一方、碆(はえ)は岩礁を指しています。
この臼碆という場所は、黒潮の本流が海岸に直接ぶつかる日本でただ一つの場所だそうです。 岩礁を中心に黒潮が大きな渦を巻くことがあり、それが臼で粉をひいているように見えることからこの地名がついたとされています。
臼碆がある足摺半島南部では至るところに白っぽい岩石が見られます。実はこれ、およそ1300万年前のマグマが地下でゆっくり冷えて固まった花崗岩(かこうがん)なんです。
とてつもなく長い年月の中で、地殻変動と風化を繰り返してできあがったものが今の地形。壮大な歴史と地形美を感じさせられますね!
臼碆は「釣りバカ日誌」のロケ地にも選ばれた釣り人のメッカ。
ぜひ一度黒潮と地形が織り成す絶景をお楽しみ下さい。
車道・遊歩道共に狭路が続くので、安全にはご注意くださいね!
次に、私たちは唐人駄場遺跡に立ち寄りました。
唐人とは、光り輝く神の居場所という意味でして、沖を流れる黒潮に乗った航海人から見ると光輝き、航海の目印でもあったといわれています。
ここは四国の中でも有名なパワースポットでして、古代ミステリーが詰まった場所なのです。大型重機でも動かすのが困難な巨石が大量に積みあがっていて、縄文時代から弥生時代にかけての石器や土器片が多く出土しています
一番大きい岩の上まで登りますと、こんな絶景が見れます
ルートの最後のほうには「再生エリア」、唐人石磐座郡で最強のパワースポットがあります。
晴れた日には最高の観光スポットです。
合宿中、最後に立ち寄ったのは、なんと、、、
大阪海遊館海洋生物研究所以布利センターでした。
高知県なのに、何で大坂?とおもわれるかも知れませんが、実はここ、黒潮にのって回遊してくる魚やマンタ、ジンベエザメなどを飼養し、大阪にある水族館「海遊館」に供給するための施設なんです。この施設で保護されている魚たちは常に健康状態を管理されており、人口飼育の訓練が行われています。
3メートルほどのジンベイザメが3匹もいました。
餌やりもみれました。ダイバーが泳ぎながら、直接ジンベイザメの口に餌を入れていました。正直すこし怖かったです(苦笑)。
土佐清水市では小学生からできる、ジンベイザメとの海泳体験なども行っているので、是非足を運んでみてください。