地震研親子イベント〜小麦粉ねんどで地球をつくってみよう〜
- 大木聖子/白木千陽/山崎葵/岸優美子/今泉茉莉花/丸山将光/森山由布衣/飯沼貴朗/永松冬青
- 2014年7月27日
- 読了時間: 3分
こんにちは! 慶應大学大木聖子研究室の地球科学班です。
大木研究室はそれぞれの学生の興味に合わせた複数の班に分けられているのですが、私たちは名前の通り、地球科学に興味のある学生が集まってできた地球科学班というところに所属しています。
今回は、そんな私たちが夏休みを利用して行った活動についてこのブログでご報告させていただきます。
舞台は東京大学地震研究所。
夏休み期間中の小学生とご両親を対象に、親子で学ぶ地球科学講座を開きました。
「地球のなかってどうなっているの?」 こんな素朴な疑問をみんなで楽しく解決しよう!ということで、簡単な講義のあと実際に小学生に小麦粉粘土で地球を作ってもらうという企画を考えました。そしてその地球を最後に糸で半分に切り、なかの5層を自分の目で確認してもらいました。
小麦粉粘土というのは、小麦粉、水、油、塩のみを捏ねてつくる粘土です。これらの材料さえあれば誰でも簡単に作ることができます。このお手軽な粘土を材料にすることで、地球を構成する内核・外核・下部マントル・上部マントル・地殻の5層を自宅で再現し、夏休みの自由研究のテーマにしてもらえるかもしれない、と私たちは考えたわけです。
当日。
たくさんの小学生とご両親、学校の先生が参加してくださいました!
予想外の部屋の広さと、参加してくださった皆様の真剣な表情にかなり緊張してしまいましたが、いざ工作が始まると小学生の楽しそうな声と表情に緊張も忘れてしまいました。
5層分の小麦粉の重さを全て計って、混ぜて、となると時間も体力もかなり使うので、この企画では量がほどよい上部マントルのみ最初から作ってもらうことになっています。
数種類の緑色の絵の具とカラフルなラメを用意し、自分オリジナルのキラキラの上部マントルを作る…みんな同じより少しずつ違った方が楽しいのでは?という私たちの考えが当たり、絵の具を混ぜたりラメの量を増やしてみたり、みなさんとても楽しそうに作ってくれました。
内核はかなり小さいため中央にくるように包むのが大変難しかったようで、私たち研究室の学生が手伝う場面も何度かあり、地球に興味を持ってくれている小学生とコミュニケーションを取ることもできました。
小学生は私たちが思っていた以上に器用で、粘土の工作が上手でした。 上手く層にならない子がいたらどうしよう… ちゃんと丸く包めるかな… そんな不安をよそに、全員見事な地球をつくり、糸で切って5層を見せてくれました。
今振り返ると、もしかしたらもう少し作業が多くても頑張って取り組んでくれたかもしれません。
今回の活動を通してあらためて地球について調べることができただけではなく、小学生からたくさんのことを学ぶことができました。
この活動を一度きりのものとして終わらせるのではなく、次の機会によりよい企画を提供できるよう地球科学班メンバーで協力してアイディアを出し合っていきたいと思います。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。




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