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​地震・火事からの避難 防災紙芝居

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火災避難「ゆうどうくんを探せ」

地震「ナマズファミリーのくしゃみ」

ナマズファミリーのくしゃみ(本震と余震)

避難訓練に余震を導入していますか?

 

余震を伴わない大地震は世界にひとつも存在しません。

そこで「大地震のあとには何度も地震が起こるもの」と子供達に周知できるような紙芝居教材を用意しました。

物語の中では、地球内部で暮らすナマズの家族が風邪を引き、何度もくしゃみをすることで、大きな揺れ(お父さんナマズのくしゃみ)、小さな揺れ(お母さんナマズと子供ナマズのくしゃみ)が繰り返し起こると説明します。

無断での利用は用途を問わず禁止しています。

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紙芝居が始まるよ。
ここは、みんなが楽しく暮らす地球。
地球の下には、大きなナマズさんの家族が住んでいるよ。

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あれれ?なんだか、ナマズさんたちの様子がおかしいな。
 

父「風邪を引いちゃったかなあ、なんだか鼻がムズムズするよ。」

母「私もよ。風邪がうつったみたい。」
子供「私も鼻がムズムズするなあ。」

 

あらら、ナマズさんのお家では、風邪が流行っているみたい!

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父「はっ、はっ、ぶあっくしょい!」

ナマズのお父さんが大きなくしゃみをしました。
大変!ナマズさんの大きなくしゃみで、地面がぐらぐら揺れてきたよ!

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ここは、みんなの幼稚園(保育園)。

いつものように、仲良く遊んでいると、ナマズさんの大きなくしゃみで地面が揺れ始めました。


女の子「わ、わあ!グラグラ揺れているよ~!」
男の子1「たっ、立っていられないよ~!」
男の子2「上から何か落ちてくるよ、みんな、僕の真似をして!」


周りのものから体を守るために、みんなダンゴムシさんのようなポーズをしました。

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揺れがおさまったみたい。


女の子「まだ安心しちゃダメだよ。またナマズさんがくしゃみをして、揺れるかもしれない。」


女の子がそう言った途端、ナマズのお母さんと子供もくしゃみを始めました。


母「ハックション!」
子供「ハ、ハ、ハックション!!!」

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グラグラ、グラグラ

 

みんな、さっき覚えたダンゴムシさんのポーズで、丸くなって揺れがおさまるのを待ちます。

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やがて、ナマズさんの家族のくしゃみはおさまり、揺れなくなりました。

 

女の子「誰も怪我しなくてよかったね!」
男の子「地震は一回だけじゃないんだね!何回もグラグラ揺れるって覚えておこう!」

体を丸めて、頭をしっかり守ったダンゴムシさんのポーズで、

何回も来るグラグラから自分たちの命をきちんと守ることができたね。


みんなも、もし地震が起こってしまったら、グラグラ揺れるたびにしっかりダンゴムシさんのポーズをしよう!
それじゃあ、早速、みんなも練習してみようか!

余震の紙芝居と併せて、太鼓の音や緊急地震速報の報知音で訓練をしてみましょう。

訓練への応用:太鼓や緊急地震速報の報知音での練習
「太鼓が鳴ったら地震、ダンゴムシのポーズ」というゲームを繰り返します。太鼓を長く叩いて音(地震)を継続させたり、強弱をつけたりすることができます。慣れてきたら緊急地震速報の報知音を使用しましょう。

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ゆうどうくんを探せ(火事からの避難)

火災への対応で重要なのは、誘導灯を見つけて避難することです。

 

この紙芝居では「誘導灯のある場所に向かう」「姿勢を低くし鼻と口を覆う」の2つを伝えます。

物語の中では、誘導灯を「ゆうどうくん」と名付け,ヒーローのように登場させます。

 

紙芝居の後に、子供達と一緒に施設内の誘導灯を探しましょう。

ひとつの施設の中に「ゆうどうくん」が何人もいることがわかります。

※ 「ゆうどうくん」は東京消防庁防災館での消火体験コーナーにて、子供向けの動画コンテンツからヒントを得て作成し、許可を頂戴して公開しました。

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これから防災の勉強を始めるよ。

 

じゃん!(紙芝居を見せる)

問題です。今日は、何のお話をするでしょうか?

 

(答えを受けて)はい、そうです!
今日は、火事のお話をするよ。
それじゃあ、これから紙芝居を読むね。

ここは東京のホテル。
昨日からお泊まりをしている双子のクラくんテテちゃんは、朝ご飯の後、楽しく廊下を探検しています。


男の子「すごく綺麗なホテルだね!」
女の子「ワクワクするね~!」

​(名前は変更可能です)

二人が仲良く歩いていると、突然大きな音が鳴りました。

 

(火災報知器の音)ジリリリリ

 

男の子「あれ?何か聞こえない?」
女の子「天井から聞こえるね!これは何の音だろう?」

???「おーいそこの君達!早くこっちへおいで!」

 

二人がびっくりしていると、元気いっぱいな声が聞こえました。

 

女の子「え!?誰!?!?」

男の子「こっちって、どっちですか~?」

男の子「あれ?もしかして・・・!」

 

ゆうどうくん「見つけてくれてありがとう!僕は”避難口誘導灯”っていうんだ。ゆうどうくんって呼んでね!これ以上建物の中にいると危ない!っていうときに、みんなを安全な場所に案内するヒーローさ!」

女の子「ゆうどうくん!宜しくね!ところで、私たち、ホテルから出なくちゃいけないの?」

ゆうどうくん「そうなんだ!今聞こえたのは、火事が起こったことを知らせる音なんだ。上の方をよく見てごらん。」


もくもくもく・・・
クラくんテテちゃんが上を向くと、そこには大きな煙さんがいました。

男の子「うわあ煙さんだ!食堂の方からやってきているね。」


ゆうどうくん「煙さんは珍しいから、見るとワクワクしてしまうけど、少しでも吸うと倒れてしまうんだ。命に関わるんだよ。煙さんを見つけたらするポーズ、わかるかな?」

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「あ、アライグマのポーズ!」

男の子と女の子は声を揃えました。

ゆうどうくん「大正解!それじゃあ、アライグマになりながら、急いで僕の方向に向かっておいで。きちんと鼻と口を押さえてね。」


ゆうどうくんの言う通り、鼻と口を押さえながらクラくんは聞きました。

男の子「はい!ゆうどうくん、質問です!エレベーターのほうが早いんじゃないの?」


さあ!みんなはどう思うかな?

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ゆうどうくん「そう思うよね!でもね、実は、火事の時、エレベーターは止まってしまって動かないんだよ。だから、自分の足で逃げるしかないんだ。さあ、早くおいで!煙さんはすぐそこだよ!」

 

クラくんテテちゃんは鼻と口を押さえ、走ってゆうどうくんの方向に逃げました

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外に出ると、お父さんとお母さんが心配そうに立っていました。


ママ「クラくん!テテちゃん!心配したよ、会えてよかった・・・!怖くなかった?」
女の子「ゆうどうくんが助けてくれたから怖くなかったよ!ね!クラくん!」
男の子「うん!ゆうどうくんのおかげ!これからは、火事が起こったときのため、新しい場所に行く時はゆうどうくんの場所をきちんと確認しよーっと!」

みんな火事が起こった時、どう避難すればいいかわかったかな?

 

じゃあこれから、(保育施設の名前)の建物にあるゆうどうくんを探してみよう!

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